冬の寒い時期に欠かせないものというと、防寒用のヒーターベストが挙げられます。電気の力によって体を温めてくれる機能が搭載されているため、屋外での作業はもちろんアウトドアを楽しむ際にもヒーターベストは大活躍します。

ここでは、ヒーターベストをお店で購入する際のポイントや着用する際の注意点について詳しくご紹介していきます。

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防寒用のヒーターベストをお店で購入する際にはインナータイプにするか、アウタータイプにするか事前に決めておくことが大事です。一口にヒーターベストといっても、ニットやスーツの下に着用するインナータイプ、ニットの上から羽織れるアウタータイプがあります。

インナータイプは、アウタータイプと比較すると薄手で軽量なのが特徴的です。また、スポーツウェアのインナーとして着用しやすいように、首周りがスッキリとしているデザインのものが多いです。インナータイプは普段着への支障がなく体を温めることが可能です。

そのため、周囲にヒーターベストを着用している感を出したくないという場合はインナータイプがうってつけです。一方のアウタータイプは、インナータイプと比べて厚手で重いのが特徴的です。

また、首元までカバーしてくれるデザインが多いことから、非常に保温性が高いです。つまり、アウターとしてニットやスーツの上から羽織ることができます。冬の寒い時期の屋外での作業をはじめ通勤や通学時、アウトドアを楽しむ際に体を保温したいという方にはアウタータイプがおすすめです。

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ヒーターベストを購入する際には、温度調整ができるかどうかもポイントです。一般的に、ヒーターベストには弱・中・強と3段階の温度調節機能が搭載されています。ただ人それぞれに温度に対する感覚は異なり、強に温度を調節しても寒さを感じるというケースもあり得ます。

そうした場合、超低温・低温・中温・高温・超高温というように5段階で温度調節ができるものを選ぶと良いでしょう。細かく温度調節ができれば、それぞれの感覚に合わせて体をしっかりと温めることが可能です。

失敗しないようにするためには、お店で買い物をする際にヒーターベストの電熱パッドの数、位置をきちんと確認することが大事です。メーカーや製品によって、電熱パッドの位置や数が異なるからです。もしも冷えやすい体質ならば、電熱パッドの数が多いものを選ぶようにしましょう。

電熱パッドの数が多い分だけ体が温まりやすくなりますので、冬の屋外でも快適に過ごすことができます。また、体のどの部分を重点的に暖めたいかを考慮しながら電熱パッドの位置をチェックするようにしましょう。製品によっては、電熱パッドの位置が背中のみ、お腹のみというものもあります。

その場合、体全体を効率よく温めることができません。寒さが厳しい場所で使用したいなら、背中、お腹、腰部分に電熱パッドが搭載されているものを選ぶと良いでしょう。


ヒーターベストを選ぶ際には、きちんとサイズを確認する必要もあります。とりわけインナータイプを購入する場合、自分の身体にしっかりとフィットしているかどうか吟味しましょう。というのも、サイズが大きすぎるものを選ぶと、ベストと体の間に隙間ができやすくなるからです。

その結果、体をしっかりと保温できなくなってしまいます。反対に、自分の体型よりも小さすぎるものを選ぶと窮屈に感じてしまうことになります。着心地を重視したいならば、面倒くさがらずに試着してピッタリサイズのものを選ぶようにしましょう。

自宅の洗濯機で洗うことができるかどうかも購入する際にはチェックすべきポイントと言えるでしょう。ほとんどのヒーターベストは、水に濡れても良いように作られています。つまり、着用時に汗などで汚れた際にはすぐに自宅で洗うことが可能です。

ただ稀に手洗いはできますが、洗濯機で洗うのは厳禁と表記されているヒーターベストもあります。そのような場合、いちいち手洗いをするのは面倒な方や頻繁にヒーターベストを洗いたいという方には向いていません。お手入れは簡単な方が良いという人は、洗濯機に対応しているかどうか確認しましょう。

ヒーターベストを着用する際には、バッテリーの発熱に気を付けることが大事です。実は、ヒーターベスト着用時にバッテリーが発熱してしまうというケースが稀に起こっています。それを防ぐためには、お店で購入する際に必ずPSEマークがついているかどうか確認しましょう。

このPSEマークというのは、簡単に言うとヒーターベストが十分な安全性を満たしていることを示すマークのことです。このマークがあれば、安全にヒーターベストを身に着けることができます。その他にも、ヒーターベストを着用する際には強い衝撃、圧力を加えないことも事故を防ぐ上では大切です。

ヒーターベストは、冬の寒い時期でも快適に過ごせると大人気のアイテムです。体を効率よく温めてくれるので、寒いのが苦手という方にうってつけと言えます。しかしながら、ヒーターベストを着用する際には低温やけどにならないように注意する必要があります。

とりわけ睡眠時、アウトドアなど長時間使用している際に低温やけどは起こりやすいです。低温やけどのリスクを減らして安全に使うためには、ヒーターベストをこまめに温度調節することが大事です。長く身に着けていると、想像以上に高温になっているケースが少なくありません。

そのため、自分の体温に合わせて快適に過ごせる温度に調節することを忘れないようにしましょう。その他にも、低温やけどのリスクが心配ならば、安全機能が搭載されているヒーターベストを選ぶといいでしょう。

ヒーターベストの中には、一定の温度を超えると自動で電源が切れる機能、ひと目で温度が分かる機能が搭載されているものがあります。これならば、長時間でも安心して使うことができるでしょう。

防寒用のヒーターベストは、電気の力によって体を温めてくれる便利なアイテムです。寒いのが苦手という方も身に着けるだけで快適に屋外で過ごすことが可能です。ただ数多くの製品がありますので、どのように選べばいいのか戸惑ってしまいますよね。

そうした場合、ここでご紹介したポイントを参考に購入すれば失敗は避けられるでしょう。